MileagePlusセゾンカードは、国内旅行をたくさんしたいという人であれば、持っておきたいカードです。
このカードを持っていることで、国内線の飛行機にかなりお得に乗ることができるからです。
この記事では、そんなMileage Plusセゾンカードについて詳しく解説していきます。
Contents
MileagePlusセゾンカードとは
MileagePlusセゾンカードは、ユナイテッド航空とクレディセゾンが提携して発行しているクレジットカードです。
国際ブランド
国際ブランドはVISA、Mastercard、アメックスの3種類です。
世界中どこへ行っても使うことができます。
年会費
年会費は3,300円（税込）です。
MileagePlusセゾンカードを発行すれば、ETCカードを無料で発行することができます。
MileagePlusセゾンカードのメリット
MileagePlusセゾンカードは年会費がかかりますが、年会費を補って余りあるメリットを受けることができるカードです。
ここでは、そのメリットを紹介していきます。
ユナイテッド航空のマイル還元率が1.5%
MileagePlusセゾンカード単体だと、マイル還元率は0.5%です。
しかし、追加年会費11,000円（税込）のマイルアップメンバーズに加入すると（カードとマイルアップメンバーズの合計年会費14,300円（税込））、マイル付与率が1.0%アップするので、合計1.5%のマイル還元率になります。
日々の買い物をした利用金額の1.5%がユナイテッドマイルとして還元されるのが、Mileage Plusセゾンカード最大のメリットです。
例えば、毎月10万円の買い物をしているとします。すると、毎月ユナイテッド航空のマイルが1500ポイント溜まっていくことになります。
毎月1500ポイントあれば、7ヶ月に1回くらいはANAの国内線の往復チケットを取ることができるようになります（後で詳しく書きます）。
すごいメリットですよね。
セゾンカードの優待特典
MileagePlusセゾンカードは持っているだけで、セゾンの優待を受けることができます。
グルメやレジャー、トラベルなどたくさんの優待があります。
一度HPを見てみてください。
星野リゾートの一部のホテルが30%offで利用できたり、レンタカーが15%offで利用できたりします。
僕も旅行へ行った時、この特典を使ってレンタカーを利用しました。
サイトも使いやすいですし、レンタカーも安くなって、Mileage Plusセゾンカードを持っていて良かったなと思いましたね。
海外旅行保険
MileagePlusセゾンカードは海外旅行傷害保険も充実しています。
これらは利用付帯なので、海外へ行くときの航空券代やパッケージ代などをMileagePlusセゾンカードで払うことで保険に入ることができます。
どうせ払うお金をクレジットカードで払うだけで保険に入ることができるんですね。
海外の医療費は高いと聞いたことがある人もいると思います。
このカードを持っていれば、万が一というときも安心ですよ。
カードの継続保有で500マイルをプレゼント（アメックスブランド限定）
MileagePlusセゾンカードは、VISA、Mastercard、アメックスのブランドの中から好きなものを一つ選べますが、その中でアメックスブランドを選んだ場合のみ、毎年カードを継続利用することで、500マイルのプレゼントがあります。
500マイルもらえると、さらに旅行へ行きやすくなるのでいいですよね。
ユナイテッドマイレージプラス
MileagePlusセゾンカードの最大のメリットは、ユナイテッド航空のマイル還元率が1.5%であることです。
では、このユナイテッド航空のマイルではどんなことができるのでしょうか。
ここでは、ユナイテッド航空のマイルプログラムであるユナイテッドマイレージプラスについて紹介していきます。
貯めたユナイテッドマイルと航空券を交換できる
MileagePlusセゾンカードではユナイテッド航空のマイルを貯めることができます。
このマイルは、飛行機のチケットと交換することができます。
ユナイテッド航空というのはアメリカの航空会社なのですが、この会社はスターアライアンスというグループに所属しています。
ユナイテッド航空のマイルは、ユナイテッド航空の飛行機チケットと交換できるのは当然なのですが、それだけではなく、スターアライアンスに所属している他の航空会社のチケットと交換することもできます。
お得なユナイテッドマイルの使い方はANAの飛行機チケットとの交換
ユナイテッド航空のマイルはANAの国内線の航空券にも使うことができます。
そして、これがめちゃくちゃお得なのです。
800マイル以下の路線はユナイテッドマイル5,000マイルで発券することができます。
東京発着路線では、800マイルを超えるのは、沖縄だけなので、ほとんどのANA国内線は5,000マイルで利用することができるのです。
しかもANAの必要マイル数よりも少ないです。ANAで8,500マイル必要な路線であっても5,000マイルで発行できます。
| 路線 | ユナイテッドマイル （年間を通じて変動なし） | ANAマイル （ローシーズン） | ANAマイル （レギュラーシーズン） | ANAマイル （ハイシーズン） |
| 羽田-新千歳 | 5,000 | 7,000 | 8,500 | 10,500 |
| 羽田-福岡 | 5,000 | 7,000 | 8,500 | 10,500 |
| 羽田-那覇 | 8,000 | 8,000 | 9,500 | 12,000 |
| 羽田-小松 | 5,000 | 6,000 | 6,500 | 9,000 |
| 羽田-宮古島 | 8,000 | 9,500 | 10,500 | 13,000 |
ANAは発着空港の距離や、シーズンによって必要なマイル数が違います。
表を見ると、ユナイテッドマイルがANAマイルに比べてお得だということがわかるかと思います。
乗り継ぎが発生する場合でも同じマイル数
ユナイテッドのマイルを使って飛行機のチケットを取る大きなメリットは、乗り継ぎが1回であれば、乗り継ぎが発生しても同じマイル数で飛行機のチケットを取ることができるということです。
例えば、羽田から福岡に行くというパターンと、羽田から宮崎空港へ行って、そこから福岡に行くというパターンで同じマイル数で行けるということです。
| 路線 | ユナイテッドマイル | ANAマイル（レギュラーシーズン） |
| 羽田-福岡 | 5,000 | 8,500 |
| 羽田-宮崎-福岡 | 5,000 | 15,000 (8,500(羽田-宮崎)+6,500(宮崎-福岡)) |
これはどんな人にとって役立つかというと、地方に住んでいる人です。
例えば、富山県に住んでいる人が鹿児島県に行こうとすると、直行便が飛んでいません。
だから、富山空港から羽田空港へ行き、飛行機を乗り換えて鹿児島へ行かなくてはいけません。
この富山から鹿児島に行くために必要なマイル数が、富山から東京へ行くマイル数と変わらないのです。
なぜなら、富山から鹿児島への距離が800マイル以下だからです。
これってすごいことですよね。
| 路線 | ユナイテッドマイル | ANAマイル（レギュラーシーズン） |
| 羽田-鹿児島 | 5,000 | 8,500 |
| 富山-羽田-鹿児島 | 5,000 | 15,000(6,500(富山-羽田)+8,500(羽田-鹿児島)) |
地方に住んでいる人にとってはこの特典を使わない手はないです。
今までなかなか行くことができなかった地方へ簡単に行くことができるようになります。
ユナイテッドマイルを貯めると、日本全国簡単に旅行へ行くことができるようになるということを知っていいただけたと思います。
ユナイテッド航空のマイレージプログラムである、ユナイテッドマイレージについては以下の記事でさらに詳しく紹介していますので、もっと知りたいという方は、以下の記事を読んでみてください。
とにかくユナイテッドマイルというのは、日本の国内旅行をしたい人にとっては、これ以上ない素晴らしいマイルなのです。
MileagePlusセゾンカードのデメリット
ユナイテッドマイルを貯めることができるMileagePlusセゾンカードは日本国内を旅行したい人にとっては素晴らしいカードです。
その一方で、カードを持つことによるデメリットもあります。
ここでは、Mileage Plusセゾンカードのデメリットをお伝えします。
年会費がかかる
Mileage Plusセゾンカードは年会費がかかります。
カード自体の年会費が3,300円で、マイルアップメンバーズの年会費が11,000円です。
マイルアップメンバーズになると合計の年会費が14,300円になるということです。
無料のクレジットカードもある中で、年会費が14,300円というのは高いと感じる人もいるでしょう。
ただ、一年に一回での飛行機に乗る人は、このカードを持った方がお得です。
なぜなら、飛行機のチケットというのは高額で地方から東京への片道の航空チケットだけでも14,300円以上するものはたくさんあるからです。
マイルを一年間に5,000マイル以上貯めることができるくらい（一年間に34万円）クレジットカードを使う人は、カードを作った方がお得ですね。
逆に、あまり飛行機に乗らないという人は他のカードを検討した方が良いでしょう。
国内旅行の保険が付いていない
国内旅行の保険というのは、例えばあなたの所有物がなくなった場合にそれを補償してもらえたり、旅行中にケガをした場合にその治療費を補償してもらえたりします。
MileagePlusセゾンカードにはこの国内旅行保険がついていません。
しかし、国内旅行で保険に入る人は全体の10%とかなり少ないので、付いていないことをデメリットだと思わないという方もいるでしょう。
税金の支払い、公共料金の支払いへ付与されるマイルは少ない
最近は、固定資産税などの税金や電気代などの公共料金もクレジットカードで払うことができることが多いです。
MileagePlusセゾンカードでも税金や公共料金の支払いはできます。
しかし、税金や公共料金の支払いをするときにもらえるマイルは普通の支払いよりも少なくなります。
具体的には、マイルアップメンバーズに加入している場合は1.5%のマイル還元なので、1000円支払ったら15マイルもらえるのですが、税金や公共料金は0.5%のみの還元になるので、1000円支払ったら5マイルのみもらえるということになります。
これは、マイルアップメンバーズでは税金や公共料金の支払いがマイル付与対象外であることが理由です。
もともとのMileagePlusセゾンカードの還元率である0.5%のみがマイルの付与対象になります。
税金の支払いや公共料金の支払いが多い人にとっては痛手かもしれませんね。
還元率1.5%になるのは年間300万円の支払いまで
マイルアップメンバーズになることで、マイル還元率が1.5%になるのですが、1.5%のマイル還元を受けることができるのは年間の支払いが300万円までです。
それ以上の支払いになると、もともとのMileage Plusセゾンカードの還元率である0.5%還元になります。
ただ、年間300万円支払う人というのは多くないでしょうから、そこまで気にする必要はないかもしれません。
MileagePlusセゾンカードの審査
MIleagePlusセゾンカードの審査はHPによると、以下の通りです。
高校生でも可と書かれているということは、あまり審査厳しくはないはずなので、MileagePlusセゾンカードを使ってお得に旅行をしたいという人は申し込んでみてください。
MileagePlusセゾンカードを発行する方法
ここまで読んでくださった方は、MileagePlusセゾンカードを手にしてお得に旅をしたいと思っているのではないでしょうか。
ここからはMileage Plusセゾンカードを実際に発行する手順についてお伝えします。
ユナイテッドのマイレージプラスプログラム会員番号を作る
まずは、ユナイテッドのマイレージプラスプログラムの会員番号を作ります。
MileagePlusセゾンカードのホームページに行き、お申し込みはこちらをクリックします。
そうすると、ユナイテッドのマイレージプラスプログラムの会員番号を持っているかどうか聞かれますので、ユナイテッドのマイレージプログラムを持っていない人は、「会員番号取得はこちら」からまずはユナイテッドのアカウントを作ってください。
MileagePlusセゾンカードを申し込む
ユナイテッドマイレージプログラムの会員になったら、もう一度MileagePlusセゾンカードのホームページへ行き、「このカードを申し込む」をクリックします。
あとは、取得したマイレージプラスの会員番号を書いたり、ブランド（アメックスを選ぶと1年後に継続ボーナス500マイルもらえます）を選んだり、個人情報を記載したりして申し込むだけです。
ネットで完結するのでかなり簡単ですね。
マイルアップメンバーズの申し込みはMileagePlusセゾンカードが届いてから
マイルアップメンバーズ（年間11,000円）の申し込みはカードが届いてからです。
カードが届く時に一緒にマイルアップメンバーズ申し込み用紙が入っていますので、そちらに記入して郵送すれば数週間後にはマイルアップメンバーズになっており、そこからは1.5%のマイル還元を受けることができます。
最後に
ここまでMileagePlusセゾンカードについて紹介してきました。
このカードを使っていれば、普通に生活をしているだけでマイルが貯まっていきます。
そして、そのマイルと航空券を交換することができて、お得に日本中を旅行することができます。
お得に行く旅行は最高ですよ。
あなたもMileagePlusセゾンカードを使って、お得な旅行を楽しんでください。