マイレージプラスJCBカードは、飛行機を使って国内旅行をたくさんしたいという人に役立つカードです。
なぜなら、このカードを持っていることで、国内線の飛行機にかなりお得に乗ることができるからです。
この記事では、そんなマイレージプラスJCBカードのついて紹介していきます。
Contents
マイレージプラスJCBカードとは
マイレージプラスJCBカードは、ユナイテッド航空とJCBが提携しているクレジットカードです。
カードを利用してお買い物をすることで、ユナイテッドマイル(ポイント)が貯まっていきます。
このマイルを使うことで、お得に国内旅行へ行くことができるようになります。
マイレージプラスJCBカードの基本概要
マイレージプラスJCBカードには、3種類あります。カードの値段に応じてマイルの還元率などが変わってきます。
クラシックカード | 一般カード | ゴールドカード | |
年会費 | 1,375円(税込) | 5,500円(税込) | 21,450円(税込) |
マイル還元率 | 0.5% | 1.0% | 1.5% |
上の表のマイル還元率というのは、カードで使った金額に応じて、どれくらいのマイルをもらえるかということです。
クラシックカードであれば還元率が0.5%なので、1000円使ったら5マイルもらうことができます。
一般カードは還元率が1.0%なので、1000円使ったら10マイルもらうことができます。
ゴールドカードは還元率が1.5%なので、1000円使ったら15マイルもらうことができます。
カードの値段が高くなると、使った金額に応じてもらえるマイル数が多くなるということですね。
ユナイテッドマイルの使い方
マイレージプラスJCBカードを発行して、そのカードを使い、ユナイテッドマイルを貯めた後にどのように使うかを紹介します。
貯めたユナイテッドマイルと航空券を交換できる
マイレージプラスJCBカードではユナイテッド航空のマイルを貯めることができます。
このマイルは、飛行機のチケットと交換することができます。
ユナイテッド航空というのはアメリカの航空会社なのですが、この会社はスターアライアンスというグループに所属しています。
ナイテッド航空のマイルは、ユナイテッド航空の飛行機チケットと交換できるのは当然なのですが、それだけではなく、スターアライアンスに所属している他の航空会社のチケットと交換することもできます。
お得なユナイテッドマイルの使い方はANAの飛行機チケットとの交換
ユナイテッド航空のマイルはANAの国内線の航空券にも使うことができます。
そして、これがめちゃくちゃお得なのです。
800マイル以下の路線はユナイテッドマイル5,000マイルで発券することができます。
東京発着路線では、800マイルを超えるのは、沖縄だけなので、ほとんどのANA国内線は5,000マイルで利用することができるのです。
しかもANAの必要マイル数よりも少ないです。ANAで8,500マイル必要な路線であっても5,000マイルで発行できます。
路線 | ユナイテッドマイル (年間を通じて変動なし) | ANAマイル (ローシーズン) | ANAマイル (レギュラーシーズン) | ANAマイル (ハイシーズン) |
羽田-新千歳 | 5,000 | 7,000 | 8,500 | 10,500 |
羽田-福岡 | 5,000 | 7,000 | 8,500 | 10,500 |
羽田-那覇 | 8,000 | 8,000 | 9,500 | 12,000 |
羽田-小松 | 5,000 | 6,000 | 6,500 | 9,000 |
羽田-宮古島 | 8,000 | 9,500 | 10,500 | 13,000 |
ANAは発着空港の距離や、シーズンによって必要なマイル数が違います。
表を見ると、ユナイテッドマイルがANAマイルに比べてお得だということがわかるかと思います。
乗り継ぎが発生する場合でも同じマイル数
ユナイテッドのマイルを使って飛行機のチケットを取る大きなメリットは、乗り継ぎが1回であれば、乗り継ぎが発生しても同じマイル数で飛行機のチケットを取ることができるということです。
例えば、羽田から福岡に行くというパターンと、羽田から宮崎空港へ行って、そこから福岡に行くというパターンで同じマイル数で行けるということです。
路線 | ユナイテッドマイル | ANAマイル(レギュラーシーズン) |
羽田-福岡 | 5,000 | 8,500 |
羽田-宮崎-福岡 | 5,000 | 15,000 (8,500(羽田-宮崎)+6,500(宮崎-福岡)) |
これはどんな人にとって役立つかというと、地方に住んでいる人です。
例えば、富山県に住んでいる人が鹿児島県に行こうとすると、直行便が飛んでいません。
だから、富山空港から羽田空港へ行き、飛行機を乗り換えて鹿児島へ行かなくてはいけません。
この富山から鹿児島に行くために必要なマイル数が、富山から東京へ行くマイル数と変わらないのです。
なぜなら、富山から鹿児島への距離が800マイル以下だからです。
これってすごいことですよね。
路線 | ユナイテッドマイル | ANAマイル(レギュラーシーズン) |
羽田-鹿児島 | 5,000 | 8,500 |
富山-羽田-鹿児島 | 5,000 | 15,000(6,500(富山-羽田)+8,500(羽田-鹿児島)) |
地方に住んでいる人にとってはこの特典を使わない手はないです。
今までなかなか行くことができなかった地方へ簡単に行くことができるようになります。
ユナイテッドマイルを貯めると、日本全国簡単に旅行へ行くことができるようになるということを知っていいただけたと思います。
また、自分の飛行機チケットだけではなく、家族や知り合いの分のチケットを取ることができたり、マイルの有効期限が無期限だったりと、ユナイテッドマイレージには嬉しい特典がたくさんあります。
ユナイテッド航空のマイレージプログラムである、ユナイテッドマイレージについては以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
とにかくユナイテッドマイルというのは、日本の国内旅行をしたい人にとっては、これ以上ない素晴らしいマイルなのです。
マイレージプラスJCBカードを使うことで、ユナイテッドマイルが貯まり、お得に旅行に行くことができるということがわかっていただけたかと思います。
マイレージプラスJCBカードは3種類あって、どのカードを選ぶかは自由です。
年会費が高いカードを持てば、その分マイルが貯まるのが早くなるのでたくさん旅行に行くことができますね。
たまに旅行へ行くことができればそれで良いという人は、年会費を抑えることができるカードでも良いでしょう。
マイレージプラスJCBカード情報一覧
マイレージプラスJCBカードの最も良いところは、ユナイテッドマイルを貯めることができる点です。
しかし、それだけではなく他にも特徴があります。
ここでは、マイレージプラスJCBの特徴を一覧で見ていきます。
クラシックカード | 一般カード | ゴールドカード | |
年会費(税込) | 1,375円 | 5,500円 | 21,450円 |
マイル還元率 | 0.5% | 1.0% | 1.5% |
家族カード(税込) | 440円 | 1,100円 | 5,500円 |
ETCカード | 無料 | 無料 | 無料 |
貯まるポイント | ユナイテッドマイレージプラス | ユナイテッドマイレージプラス | ユナイテッドマイレージプラス |
マイル有効期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 |
カード継続ボーナス | 年間100万円利用で 1,000マイル | 年間200万円利用で 1,200マイル | 年間300万円利用で 1,500マイル |
スマホ決済 | Apple Pay, Google Pay QUICPay | Apple Pay, Google Pay QUICPay | Apple Pay, Google Pay QUICPay |
国内空港ラウンジ | なし | なし | 国内32空港、海外1空港 |
ラウンジキー | なし | なし | あり |
海外旅行保険 | 最高2,000万円 | 最高3,000万円 | 最高1億円 |
国内旅行保険 | なし | なし | 最高5,000万円 |
航空機遅延保証費用 | なし | なし | あり |
スマートフォン保険 | なし | なし | 年間5万円 |
ショッピング保険 | 海外:100万円限度 国内:なし | 海外:100万円限度 国内:なし | 海外:500万円限度 国内:500万円限度 |
国際ブランド | JCB | JCB | JCB |
JCB優待サービス | なし | なし | JCB GOLD Basic Service |
マイレージプラスJCBカードには以上のような特徴があるので、これらを総合的に見て自分に合ったカードを選びましょう。
マイレージプラスJCBカードのメリット
ここからはマイレージプラスJCBカードのメリットを一つずつ見ていきます。
ユナイテッドマイルが貯まる
マイレージプラスJCBカードの最大のメリットは、ユナイテッドマイルが貯まることです。
ユナイテッドマイルは、国内旅行のときには大変便利ですし、もしあなたが地方に住んでいるなら、さらにお得に旅行に行くことができます。
ユナイテッド航空の航空券を購入した場合マイルが2倍
これはあまり使う機会がないかもしれませんが、もしユナイテッド航空の航空券を購入した場合はマイルがが2倍貯まります。
例えば、あなたがゴールドカードを持っていてユナイテッド航空の航空券を2万円で購入したとします。
マイレージプラスJCBカードの還元率は1.5%なので、普通は2万円の1.5%である300マイルが付与されるのですが、ユナイテッド航空の航空券を買った場合はその2倍である600マイルが付与されるということです。
注意点は、日本国内のユナイテッド航空公式サイト経由での予約が必要になる点です。
税金・公共料金の支払いでもマイルが貯まる
税金や公共料金への支払いもマイルの対称になります。
ゴールドカードであれば1.5%還元なので、税金も公共料金も1.5%還元の対象です。
これは、当たり前のようで当たり前のことではないので、とても大きなメリットですね。
固定資産税や自動車税など、税金の支払いが多い人にとっては、払わないといけないお金でポイントが貯まるのでおすすめです。
海外旅行保険が充実している
マイレージプラスJCBカードはどの種類のカードにも海外旅行保険がついています。
海外旅行に行く時には、万が一のことがあった時に医療費が心配だということは誰もが思うのですが、このカードを持っていれば保険に入らなくてもいいので便利ですね。
注意点は、保険が利用付帯になっているということです。
つまり、海外旅行保険を適用するためには、飛行機やバスなどの移動や、現地でのアクティビティなど海外旅行に関するものの支払いをマイレージプラスJCBでしないといけません。
ラウンジキーで海外空港ラウンジを利用可能(ゴールドカードのみ)
ラウンジキーというのは、世界1100箇所を超える空港ラウンジを利用できるサービスです。
利用には、ゴールドカードと、別途35ドルが必要です。
同伴者も35ドルで利用できます。
サービス内容はラウンジによって異なりますが、食事やルコールを含むドリンク、シャワーなどのサービスを受けることができます。
国内線空港ラウンジを無料で利用できる(ゴールドカードのみ)
国内32空港、ハワイ1空港のラウンジサービスを無料で利用することができます。
(同伴者は有料です。)
その他の保険(ゴールドカードのみ)
ゴールドカード限定ですが、国内旅行保険、航空機遅延保険、JCBスマートフォン保険を受けることができます。
国内旅行保険は海外旅行と比べて入る人が少ないとは思いますが、利用付帯でついてくるのであるに越したことはないですよね。
航空機遅延保険は、飛行機の出発が遅れたり、預けた手荷物がなくなったりした時にもらえるお金です。
JCBスマートフォン保険は購入から24ヶ月であればスマホが損害が生じた時に補償を受けることができます。
ANAグループ空港内免税店10%割引(ゴールドカードのみ)
こちらもゴールドカード限定ですが、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港のANAグループ免税店で10%offの割引が適用されます。
免税店で10offの買い物ができるのは良いですよね。
マイレージプラスJCBカードのデメリット
ここからはマイレージプラスJCBカードのデメリットについてお伝えしていきます。
年会費がかかる
最初のデメリットは、年会費がかかることです。
ゴールドカードであれば21,450円の年会費です。
無料のクレジットカードもたくさんある中で、なかなかのお値段ですね。
しかし、マイレージプラスJCBカードを使ってANAの国内線特典航空券を使えば年会費分は確実に回収できます。
旅行の楽しい思い出をお得に作ることができますよ。
海外で使えない場合がある
カード会社がJCBであり、日本の会社です。
海外に行くと、VISAやMastercardが主流なので、使えないお店があります。
海外旅行へ行く時は、マイレージプラスJCBカードとは別に、VISAやMastercardなどのクレジットカードを持っていくと良いですね。
マイレージプラスJCBカードの審査
マイレージプラスJCBカードは比較的審査に通りやすいカードです。
クラシックカードと一般カードは、大学生や専門学校生でも申し込み可能です。
ゴールドカードは、20歳以上の年収が安定されている方とされているので、少し審査が厳しめですね。
ただ、正社員などで仕事をされていれば問題なく通るでしょう。
マイレージプラスJCBカードを発行する方法
マイレージプラスJCBカードを実際に発行する手順をお伝えします。
ユナイテッドマイレージプラスの会員になる
マイレージプラスJCBカードの最大の特徴は、ユナイテッド航空のマイルが貯まることです。
そのため、まずはユナイテッド航空のマイルプログラムである、ユナイテッドマイレージプラスの会員になって、会員番号IDを発行します。
これがないと、マイルが貯まりませんからね。
以下のボタンからユナイテッドマイレージプラスの会員になることができます。
マイレージプラスJCBカードを発行
ユナイテッドマイレージプラスの会員になったら、マイレージプラスJCBカードを申し込みます。
まずは以下のボタンを押すと、マイレージプラスJCBカードを発行できるページに行くので、クリックします。
ページの下に、MileagePlus JCBカードのお申し込みはこちらというボタンがあるので、そこを押します。
そうすると、クラシックカード、一般カード、ゴールドカードのいずれかを選択する画面になるので、自分が申し込みたいカードを押します。
今回は、ゴールドカードを発行するとして進めます。
確認事項が出てきますので、内容を読んで、「同意の上入力を進む」を押してください。
次に、マイレージプラスの会員番号を入力するところが出てきます。
ここで、先ほど登録したマイレージプラスの会員番号を入力します。
この番号と発行するクレジットカードを紐づけるので番号を間違えないように入力してください。
その後、あなたの情報を入力する画面がありますので、情報を入力します。
入力が終わったら次へ進みます。
次は住所等を入力して次に進みます。
住所等の入力が終わったら、クレジットカードの利用内容、勤め先、家族等について入力します。
入力が終わったら次へ進みます。
ここまで入力すれば、入会受付番号が発行されますので、この番号をスクリーンショットなどで控えておきましょう。
最後に、支払い口座を設定します。
クレジットカードで使った金額を引き落とすための口座です。
こちらを入力します。
入力が終わったら、「いますぐオンラインで口座設定をする」を押します。
これで申し込みの完了です。
数時間から数日で、入力したメールアドレス宛にクレジットカードの審査結果が届きます。
その審査に通っていれば、数日後にクレジットカードが届きます。
届いたら使ってOKです。
最後に
ここまでマイレージプラスJCBカードについて紹介してきました。
このカードを使っていれば、普通に生活をしているだけでマイルが貯まっていきます。
そして、そのマイルをANAの国内線航空券と交換することができて、お得に日本中を旅することができます。
僕もこれまでユナイテッドマイレージを使って旅をして、とても良い思い出をたくさん作ることができました。
お得に行く旅行は最高ですよ。
あなたも、マイレージプラスJCBカードを使って、お得に旅行をして楽しい思い出をたくさん作ってください。